2014年12月07日

歳末 納め会 音楽 楽器 演奏 お誘い


主催:篠笛・竹の音会

日程:12月27日(土曜日) 午前9時00~12時50まで
場所:八王子台町市民センター  和室・舞台付部屋 2階 
    八王子市台町3-20-1 TEL:042-627-3808
参加費: 1000円
差し入れ歓迎です。
参加:どなたでも参加できます。舞台で演奏が可能です。
           

★自分の愛用の楽器を紹介下さい。 ★歌や交流会 聞くだけでも楽しい!
★今年覚えた自分の演奏曲を披露下さい。
・しの笛、尺八等、笛の演奏・三味線、締め太鼓等和楽器の演奏
・そのほかの楽器の演奏
・民謡等の紹介
・即興の演奏 ・体験演奏 ・楽器自慢・お持ちの楽器の紹介
・締め太鼓などで演奏を盛り上げます。 
連絡 neos.xp7@gmail.com  まで 
音を伝える和邦人 音生

 「音を伝える和邦人」 音生

しの笛総合サイト  http://shinobue-wako.neosailand.com/
楽しい篠笛の世界 http://shinobue.neosailand.com/
篠笛スカイプA    http://cafetalk.com/lessons/detail/?id=22591&lang=ja  始めての笛
篠笛スカイプB    http://cafetalk.com/lessons/detail/?id=22591&lang=ja  楽しい篠笛



自然の音 そして和楽器 和太鼓 篠笛
「音を伝える和邦人」 音生

自然の音 そして和楽器 和太鼓 篠笛

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2014年10月06日

しの笛教室 篠笛のレッスン スカイプ笛レッスン ネット笛レッスン 篠笛講座

「しの笛」を吹こう! 


しの笛教室  しの笛(篠笛)のレッスン ご案内


日本の横笛 しの笛を吹いてみませんか!


 とても澄んだ音が出るのが「しの笛」 です。


shino 1.jpgshino 1.jpg

     


しの笛の音を聞いたことが有りますか!

日本の和の響きです。昔から日本に伝わる響き、それが篠笛です。 遠くから聞こえてくるお祭りの音はとても日本人の心に響きます。

何かを気づかせてくれるからかも知れません。 きっと耳に聞こえるのではなく、心で響きを感じるからではないでしょうか!


いろいろな演奏会やらテレビなどからも、笛の音が聞こえてきたりします!懐かしい感じでとても愛執があるのが笛の音です。

篠笛は、やさしく澄んだ音色で、すばらしい音楽を奏でる和楽器です。 また、篠笛は穏やかで、しかも癒しの音を響かせてくれます。


悲しさや、はかなげな音、軽快な音色など、素晴らしい旋律で、情景や曲目に合わせ、独特の音の世界を作ってくれます。

柔らかく素朴で美しい響きの中には、何故かとても懐かしさや、親しみを感じます。そんな「しの笛」をあなたも是非奏でてみて下さい。


笛と言っても、叙情歌や祭り囃子、民謡、子守歌、古謡など多くの曲目が演奏されていますが、そんな中で、自分に合った笛の曲目を
奏でる事が出来るように、お手伝いが出来ればと思っています。


基本の音出しや作法から始め、一般的な篠笛、7本調子を使った練習をします。数字による楽譜記述法のため、初めての方も音譜が読め

なくても、篠笛を愉しむ事が可能です。


しの笛入門テキストは、笛が初めてという方の入門編として制作されています。

是非挑戦して見てください。初心者でも楽器が初めてと言う方にも、親しみながら笛を学んでいけます。


日本に昔から伝わる横笛 「しの笛」を吹いてみませんか! 「しの笛」は澄みきった音色で私達の心に届きます。義経や牛若丸などの武将も吹いていました。幼い時に覚えた懐かしい心の唄、美しい抒情歌が日本にはたくさん有ります。そんな童謡や子守唄など「しの笛」で吹いてみませんか!日本の横笛はお祭りや民謡でも大活躍、学生の方から年配の方まで年齢は問いません。生涯の友として是非挑戦ください。 初めての方も音の出し方から始めますから大丈夫。楽譜は数字譜ですから直ぐに初心者でも吹けるようになります。

こんな方に「しの笛」はお勧めです!

日本の笛(横笛を始めてみたい方)
お祭りやお囃子、獅子舞等が好きな方
日本の和楽器に興味の有る方
伝統芸能が好きな方
山や里など自然が一杯ある所が好きな方 
海外旅行や旅行が好きな方 
楽器を始めてみたい方

貴方もしの笛を響かせてみませんか!真剣に学びたい方を応援します。
一度体験レッスンを受講ください。

『やってみたいけど心配、本当に学んでも上手く行くか不安で』
と言う方には、「体験レッスン」があります。

初めは誰でも初心者です。貴方の意欲を心から応援します。

【講座内容】
笛の作法、笛の運指について、呂音(りょうおん)の出し方、指慣らし、音慣らし、簡単な曲を吹く、童謡、子守唄等く

 ・しの笛の持ち方 名称 礼儀作法 歴史
 ・しの笛の音の出し方
 ・しの笛に基礎レッスン
 ・しの笛の曲を吹いてみる

笛の種類:7本調子 レッスンでは笛を用意下さい。

笛のない方は一度ご相談下さい。講師が勧める笛が有ります。

 ネットで購入する際は唄用、7本調子で検索下さい。
 教材用の笛でプラスチックのものは2000円程度で購入可
 但し、竹の笛で有ればより篠笛独特のすばらしい音色と成ります。

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日本の横笛 しの笛を吹いてみませんか!

 とても澄んだ音が出るのが「しの笛」 です。

     


しの笛の音を聞いたことが有りますか!

日本の和の響きです。昔から日本に伝わる響き、それが篠笛です。 遠くから聞こえてくるお祭りの音はとても日本人の心に響きます。

何かを気づかせてくれるからかも知れません。 きっと耳に聞こえるのではなく、心で響きを感じるからではないでしょうか!


いろいろな演奏会やらテレビなどからも、笛の音が聞こえてきたりします!懐かしい感じでとても愛執があるのが笛の音です。

篠笛は、やさしく澄んだ音色で、すばらしい音楽を奏でる和楽器です。 また、篠笛は穏やかで、しかも癒しの音を響かせてくれます。


悲しさや、はかなげな音、軽快な音色など、素晴らしい旋律で、情景や曲目に合わせ、独特の音の世界を作ってくれます。

柔らかく素朴で美しい響きの中には、何故かとても懐かしさや、親しみを感じます。そんな「しの笛」をあなたも是非奏でてみて下さい。


笛と言っても、叙情歌や祭り囃子、民謡、子守歌、古謡など多くの曲目が演奏されていますが、そんな中で、自分に合った笛の曲目を
奏でる事が出来るように、お手伝いが出来ればと思っています。


基本の音出しや作法から始め、一般的な篠笛、7本調子を使った練習をします。数字による楽譜記述法のため、初めての方も音譜が読め

なくても、篠笛を愉しむ事が可能です。


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日本の笛(横笛を始めてみたい方)
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日本の和楽器に興味の有る方
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貴方もしの笛を響かせてみませんか!真剣に学びたい方を応援します。
一度体験レッスンを受講ください。

『やってみたいけど心配、本当に学んでも上手く行くか不安で』
と言う方には、「体験レッスン」があります。

初めは誰でも初心者です。貴方の意欲を心から応援します。

【講座内容】
笛の作法、笛の運指について、呂音(りょうおん)の出し方、指慣らし、音慣らし、簡単な曲を吹く、童謡、子守唄等く

 ・しの笛の持ち方 名称 礼儀作法 歴史
 ・しの笛の音の出し方
 ・しの笛に基礎レッスン
 ・しの笛の曲を吹いてみる

笛の種類:7本調子 レッスンでは笛を用意下さい。

笛のない方は一度ご相談下さい。講師が勧める笛が有ります。

 ネットで購入する際は唄用、7本調子で検索下さい。
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 但し、竹の笛で有ればより篠笛独特のすばらしい音色と成ります。

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2014年09月25日

青葉の笛伝説

青葉の笛伝説

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参照: http://www3.ocn.ne.jp/~mh23/heike223.htm


あらすじ

さる程に、一ノ谷の戦いに破れた平家の公達らが、沖の助け船目指して、ぞくぞくと、落ち延びて行きます。武蔵の国住人・熊谷次郎直実、”落ち行く平家勢の中の、あっ晴れ良い大将と組討ちせん”と、渚の小道を駆けていました。

 ふっと見ると、練貫に鶴をあしらった直垂に、萌葱匂の鎧着て、鍬形打ったる冑の緒を締め、金作の太刀を差して、24本入りの切斑の矢を背中に負い、滋藤の弓を小脇に抱えて、連銭蘆毛の馬に、金覆輪の鞍を置いて、これにうち乗った武者が一騎、沖の船を目指して、海にさっと打ち入れ、五,六段ばかり泳がせております。

 熊谷、「あれは如何に、よき大将軍と見受けたり。見苦しきかな、敵に後ろを見せるとは。返えさせ給えや」と、扇をあげて差し招きました。

 招かれた武者が取って返して、渚へ上がらんとする所へ、熊谷、波打ち際に馬を押し並べて、むんずと組むと、二人は二頭の馬の間にどっと落ちました。熊谷が武者を取って押さえて、その首掻かんと、甲を押し上げて見ますと、薄化粧して、鉄漿(おはぐろ)を付けた、我が子・小次郎の年頃にて、十五,六才ばかりの、容貌まことに美麗な若武者です。

 「そもそも、貴方様は、如何なる御方におはします。御名をお聞かせ下され。その命、御助け致そう」、と申しますと、
 「かく申す、そなたは誰そ」

 「物の数では有りませぬが、拙者は、武蔵の国の住人・熊谷次郎直実と申します」
 「そうか、ならば、そなたには名を名乗るまい。但し、そなたにとっては良き敵ぞ。名を名乗らずとも、この首取って人に問え、知らぬ者は有るまい」

 「天晴れなる、その物言い。これぞ真の大将軍におはします。この大将を討ち取ったとて、負ける戦さに勝てるはずも無し、また、御助け申したとしても、勝つべき戦さに負ける事は余もあらじ。今朝も、一の谷にて、我が子の小次郎が浅傷負うたのさえ、この直実、あれ程狼狽えたではないか。

 もし、若武者の父が、この子討たれたと聞けば、いかばかり、嘆き悲しむことであろう。よし、この命、お助け申そう」と、直実が心に決めて、後を振り返りますと、土肥実平・梶原景季ら、源氏勢五十数騎が出で来たりました。

 熊谷、涙をはらはらと流して、
 「あれを御覧なされ。貴方様を如何にもして、お助けせんと思いましたが、味方の軍勢雲霞(うんか・)のごとく満ち満ちて、とても御逃し申す事は叶いませぬ。この上は、同じ事なら、この直実が手に掛けて、貴方様の、その後の供養を仕りましょう」
 「ただ、如何様にも、早く、この首取れ」

 熊谷、余りのいとおしさに、振り上げた太刀を何処へ振り下ろして良いのやら、目もくらみ心も消え入りそうで、しばらくは前後不覚にとなっていましたが、何時までもそうしている訳にも参りません。泣く泣く首を掻き落としたのです。

 「ああ、弓矢取る身ほど、口惜しい事はなし。武芸の家に生まれなかったならば、かかる憂き目は見ずにいたものを。情け無う、首討ったるものかな」と、袖に顔を押し当てて、さめざめと泣いていました。

 その首を包まんとて、鎧直垂(よろいひたたれ)を解いて見ますと、錦の袋に入った笛が、若武者の腰に差してあります。

 「嗚呼、おいたわしや。この暁に、城の内にて管弦遊ばされていたのは、これらが御方達であったか。今、東国の勢は何万余騎居るが、戦さの陣へ笛を持ち来る者はまず居まい。公達の何と優さしい心根よ」

 その笛を、大将の源九郎義経にお見せして、若き公達の天晴れな最期を涙ながらに語りますと、回りの者皆、鎧の袖を絞らぬ者は居ませんでした。

 後に分かったことですが、この御方は修理太夫経盛の子・大夫敦盛と申して、今年17才になられたと言うことです。

これよりしてこそ、熊谷次郎直実は、仏心を抱きました。

 無冠の太夫敦盛が、所持していた笛は、祖父の忠盛が鳥羽天皇から賜ったもので、父の経盛がそれを預かり、笛が名手の敦盛に持たせたもので、名を”小枝”(さえだ)と申します。

 狂言を見てさえ発心する人がいるとは申しながら、この笛が直実の出家の原因となったとは、何と哀れな話では有りませぬか


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2014年09月18日

天の石笛 (あまのいしぶえ) 天の石笛 (あまのいしぶえ)

天の石笛 (あまのいしぶえ)

20140512_151001 - コピー.jpg



昔々、千葉の飯岡(いいおか)という小さな漁村に、源助(げんすけ)という働き者の若者がいた。

今日も源助は、仲間の漁師と海に出て漁をしていた。ところが、俄かに天候が怪しくなり、今まで凪いでいた海が荒れ始めた。

大波が舟を襲い、舟は木の葉のように揺れた。漁師たちは採った魚を捨て、命からがら浜まで戻ってきた。

その夜、源助は一人浜辺に出てなにやら考え込んでいた。


源助の目の前には、ついさっきまで荒れていたとは到底思えない、凪いだ夜の海が広がっていた。

実は源助、ひと月程前の時化(しけ)の日におっとうを亡くしてしたのだ。

源助は思った。「こんなことが続いては、村人は飢え死にしてしまう。

どうにかして、嵐が来るのを事前に知ることは出来ないだろうか?」そんなことを考えていると、何処からともなく、「ヒューヒュー」という笛の音が聞こえて来る。

源助は不思議に思い、音のする方に歩いて行った。

すると、珍しい形の石が源助の目に留まった。石は中心に穴が開いており、この穴に風が通って音を出していたのだ。源助が石を手にとって見ていると、いつの間にか見知らぬ老人が源助の傍らに立っていた。

老人は源助に言う。「お前が持っている石は、天の石笛という物。天から授けられた石笛で、海の時化を知らせる。

その石笛を浜の風通しのよい所に置くがよい。その石笛が鳴ったら、決して海に出てはならない。」そう言うと、老人は消えてしまった。源助は不思議に思いながらも、石笛を浜の高台に置いてみた。

翌朝、源助が海を見ると海は鏡のように凪いでおり、絶好の出漁日和に思えた。

ところが、源助が舟を出そうとした矢先、「ヒューー」と石笛の鳴る音が聞こえた。

「こりゃいかん!!海が時化る。」源助は、仲間の漁師に漁を止めるように言うが、ほかの者は源助の言うことなどお構いなしに海に出て行ってしまった。

ところが、しばらくすると海はみるみる内に大荒れとなった。

そして漁師たちは、またも命からがら浜に戻ってくるのだった。

この事があってからというもの、村人たちは石笛が鳴ると漁に出るのを止め、荒れた海で命を落とす者も無くなったそうだ。

そして石笛は、浜の高台に祀られ、末永く漁師の安全を守ったということだ。

参照:続千葉のむかし話」千葉県文学教育の会編





天の石笛
石笛は、享保3年(西暦1718年)頃、漁師の網にかかり奉納されたもので、石質は飯岡石(凝灰質砂岩)です。頭部に直径30㎝深さ40㎝の溝穴があり、側面にも穴があって、風が吹き込み、妙音がした。漁師は、この音によって出漁を占い、霊石として祭祀されています。

千葉千葉県指定有形文化財古代の社・桃山・元禄文化の粋玉﨑神社

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2014年09月11日

老松の笛 「あこや姫」

老松の笛 「あこや姫」

20140523_110109 - コピー.jpg


昔、あるところに、琴の名人がいました。


名人には、一人娘がいて、その娘は 小さい頃から、琴の音といっしょに育ったので、名人が ほんの少し、手ほどきをしてやっただけで、日ごとに上手になっていき、年頃になる頃にはもう 十分に うまく弾けるようになりました。


娘の演奏を聞いた人は たちまち そのやさしく、歌うような、ときに 物語るような 琴の音に、すっかり 夢中になるほどでした。


しかし、娘は ただ 琴を弾くことが とても好きだっただけなので、名人のように 人に教えたり、人前で演奏したりすることには 関心がなく、名人の弟子たちが出入りする日中は ほとんど 琴を弾かず、夜、皆が 寝る頃に 音入を潜めて 弾くようになりました。



ある 月の綺麗な晩でした。


いつものように、娘が そっと 大好きな琴を弾いていると、どこからか 澄んだ月の光のような 美しい笛の音が聞こえてきました。


娘は、はて・・?と 思いながらも、その音色が 自分の琴の音に合わせられているのを知ると、だれだろうと いぶかるより先に、その 上手な笛の音との合わせに 心を尽くして 弾きました。


そして、曲が終わると、娘は 月の光に照らされた 庭の池のほとりに、一人の若者が笛を手にして 立っているのに気付きました。


若者は、ゆっくりと 娘の方に向くと 言いました。


「あなたを 驚かせてしまいました、大変 申し訳有りません。ですが、毎晩 私のい

るところまで 聞こえてくる やさしく物語るような琴の音に、今日は もう どうしても 我慢できず、不躾を承知で、お尋ねしてしまいました。どうか お許し下さい。」


娘は 月明かりにたたずむ 若者の姿と その笛の音に、大変 心を動かされたのですが、何も言うことも出来ず、ただ 思いを語るように 弦を爪弾きました。


すると 若者も 再び 笛を構え、今度は 時どき お互いの様子を見ながら、それぞれの 胸のうちを 探るように 音をあわせるのでした。 


そんなことが しばらく続いた ある晩のこと、その日は 朝から 大雨となり、風も強く、里にも野山にも いろいろな物が 飛び散って 大変な騒ぎだったのですが、それは 夜になっても 一向 鎮まる気配なく、人々は みな 眠りにつくこともできないまま、震えながら 夜明けを待っていました。


そのとき、娘は 閉ざされた家の中にいながら、雨風の間に間に、かすかな笛の音を聞いたように思いました。


こんな日の夜更けに あの方は表で 笛を吹いておられるのだろうか、と 娘は気になり、いそいで 戸を開けようとしましたが、家の者たちに きつく止められ、確かめることができません。


そこで、娘は いそいで 琴を弾き始めました。


すると、今まで 途切れ途切れだった笛の音が、すぐ 耳元で 吹いているかのように、はっきりと 乱れなく 聞こえてきました。


笛の音と 琴の音は、大変な雨風にもかかわらず、嵐を なだめるかのように、美しい音色を交し合い続けました。


しかし、娘は そのうち 笛の音が 時どき 途切れるようなのに 気付きました。


それは 雨風にさえぎられて、というよりは、なんだか 息も絶え絶え というようで、娘は なにやら 胸騒ぎがして仕方がありませんでした。


でも、まだ 笛の音が聞こえているうちは 無事でいることだろう と思い、心騒がせながらも 一生懸命、琴をかき鳴らし続けました。


そして、そろそろ 夜も明けるか というころ、とてつもない大風が 強く吹いたかと思うと、笛の音は ぱたりと 途絶えてしまったのでした。


娘は はっとして 立ち上がり、その突風の過ぎた後、いきなり 静かになってしまった表の様子を見ようと、急いで 戸を開けて 庭を見てみました。 


しかし、庭には たくさんの庭木や花が めちゃくちゃになったり、池の水が 泥沼のようになって あふれていたりはしていても、どこにも 人影などを見ることはできません。


娘は 急いで身支度をすると、若者を捜して、ようやく 日の差してきた表を 歩き始めました。


あちこちの家は 壊れたり 傾いたり、田畑も水浸しで 山の木々も たくさんに折れたり 千切れたりしていました。


そうして 村はずれまできたとき、娘は あの若者が 地面に倒れているのを見つけ、急いで 駆け寄って 介抱しました。


しばらくして、若者は ようやく目を開けると、娘を認め、血の気のうせた顔に 少し笑顔を浮かべるのでした。


「まだ、お互いの名も 知りません。どうか 元気を取り戻して、また いっしょに・・」
そういう娘をさえぎって 若者は か細い声で言いました。


「あなたを 長いこと だまし続けていました。ゆるしてください。」


「はて。。それは どのようなことでしょう・・」

若者は 苦しげに顔をゆがめながら、それでも 一生懸命 娘の前に いずまいを正して坐りました。



「あなたのあの やさしく物語るような琴の音が、本当に好きでした。毎晩 あなたの

琴の音が聞こえてくると、私は じっとしていられなくなり、あの夜以来、笛を手にして あなたをお尋ねすることが 本当に 楽しみで、嬉しくて・・。とても 幸せでした。」


「私も。私も 同じです。あなたの笛の音は、本当に 清らかで軟らかい。そっと 頬を撫でるそよ風のようなのに、時どき しっかりと諭してくださるような、そんな音色で、私は とても 頼もしく、楽しゅう御座いました。」


若者は 嬉しそうに微笑むと、娘の前に手をついて 頭を下げました。


「なにをなさいます?! お手をお挙げ下さいまし。」

いやいや、と 若者は頭をふると、声を落として 言いました。


「私は、ながいこと そんな優しいあなたを だまし続けてきたのです。どうか ゆるして下さい。


昨夜の雨風は ここに たった一人でいる私には あまりに怖ろしいものでした。


ですが、あなたの琴の音が聞こえてきた時を思い出して、最期に、と おもい、お耳には届くまいと思いつつも、笛を奏でたのです。


娘は なんのことかと 息をつめて 若者を見つめ、話に聞き入っていました。


「すぐに あなたの琴の音が聞こえてきました。ああ、それが どれほど 私を強くしたことか! 
私は、あなたの琴の音に力を得て、あの雨風を 懸命に耐えようと決心しました。


でも、あまりに 私は 弱かった。そして とうとう 倒れてしまったのでした。」

若者を見つめていた娘は、若者の手を取って 言いました。


「それが 何事とおっしゃるのですか?こうして お顔を間近で拝見できて、私は たいそう 嬉しく存じます。どうか これからも あなた様の笛の音にあわせて、私に琴を弾かせてくださいまし。」


若者は 娘の言葉に 嬉しそうに微笑むと、娘の手を握り返したまま、すうっと 姿を消してしまいました。

娘が あわてて 若者を捜し求めると、どこからともなく 若者の声がしました。


「お許し下さい、私は 人ではありませぬ。この村を護って 長の年月、ここに居りました、老松で御座います。かつて 名人の奏でる琴の音に 目覚めを得、のちに あなたの琴の音に 心奪われてからは、どうしても 自分を抑えることができずに、とうとう あのようにして、あなたの前に姿を現してしまいました。



もう それだけで、してはならないことをしてしまったというのに、毎晩、あなたの奏でに どうしても 応えずにはいられなかったのです。 」


娘は 若者の倒れていたところに 一本の松の大木が 根元から倒れているのに ようやく 気付き、その松の木肌に触れて いとおしそうに 撫でるのでした。


娘の涙が 松の木に落ちると、松の木も 涙のように 樹液をあふれさせました。


娘は いつまでも 松の木のそばで 泣いていましたが、後からやってきた村人たちが、川の水があふれて流された橋を、この松で造りなおそうとするのを知り、村人たちが 払った枝を持ち帰って、


ふさわしい部分から 一本の笛形を作らせると、庭の池のほとりに 小さな祠をこしらえさせて、そこに 老松の笛を 納めました。


そうして 朝に晩に、娘は 祠に詣でた後は かならず 琴を弾いて、老松の精をなぐさめた と言うことです。


参考: http://aureaovis.com/story.htm


阿古屋姫 http://samidare.jp/funayama/note?p=log&lid=5221  


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笛の名人の話

 笛の名人の話
20140512_151001 - コピー.jpg 


むかし、京都に博雅(源博雅)という笛吹きの名人がいました。


三位の位を得ていましたので「博雅の三位」と呼ばれていました。

ある晩、博雅の家に四、五人の盗賊が入りました。


物音に気づいた博雅は急いで布団から身を起こすと

板敷きの板をあげ、床下に潜り込みました。


奥さんや娘さんは、親戚へ行っていてその晩は留守でした。


盗賊は、誰もいないことをいいことに

手当たり次第みんな盗み出してしまいました。


博雅は盗賊が行ってしまった頃を見計らって床下から這い出ました。

見ると、着物も掛け軸もお金もみんなありません。


「ははは・・・よくこれだけ綺麗に持っていけたものだ」

博雅は大口を開けて笑いました。


「なまじっか、物を持っているから悪いのだ。


人間は何も持っていないのがいい。


どれ明け方までもう一眠りしようか」


博雅は寝床に入ろうとしましたが

何気なく枕元の厨子棚を見た時

普段から大事にしていた竹の細笛が残っているのに気づきました。


「ありがたい。この笛には盗賊も気がつかなかったようだ」


博雅は細笛を吹きたくなりました。

博雅は立ち上がり、庭に向って静かに笛を吹きはじめました。


およそ二、三十分も夢中になって吹いていましたでしょうか。


後ろに人の気配がして振り返ると

男が畳に両手をついて控えていました。


「さぞ驚きになったことと存じます。私は先ほどの盗賊です。


どなたもいらっしゃらないのを幸い

手下と一緒に欲しいものを持ち出しました。


車に乗せて住処へ戻ろうとしました時

ふいに後ろからなんともいえないよい笛の音が聞こえてきました。


はじめは何の気なく聞いたいましたが

そのうちだんだん笛の音に引き付けられ

一歩も前へ進めなくなりました。


今まで自分のしてきた悪い行いが

あなたのお吹きになる清い笛の音に対して恥ずかしくなり

こうして駆け戻って参ったのです。


先生、どうか私の罪をお許し下さい。

そして私を弟子の一人にお加え下さい」


博雅は盗賊の真心にうたれ、罪を許し、弟子にしました。


ところが覚えの早いことといったら

他の弟子を追い抜いて、またたく間に上達していきました。


四、五年のうちには

博雅の数ある門弟の中でも五本の指に入る上手になり

七年目には一番弟子になりました。


”用光”というのが、この人の名です。



ある年、用光は故郷の土佐へ戻りました。


その帰り道、船で淡路島の沖にさしかかった時、海賊に襲われました。


用光は今殺されようとする時に

海賊頭に

「私は実は笛吹きだが

一生の名残に笛を吹かせてもらいたい」

と頼みました。


許された用光は、心静かに好きな短い曲を吹きました。

すると不思議なことに

盗賊頭はその曲に聞きほれ、用光が吹き終わると


「先生、あなた程の名人を殺してしまうのはもったいない」

といって、そのまま用光を難波津まで送って来てくれました。


あとでこのことを先生に話したところ

先生は

「そうか、お前の腕前も名人の域に達したわい」

と大層褒めて下さいました。


後に、用光は師匠の博雅にかわって朝廷に仕え

長くその名を後の代まで残しました。

参照:「 笛 」(小島政次郎)


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2014年08月26日

超高音ホイッスルボイス

笛の音のような

「超高音ホイッスルボイス」をご存じですか!


世界の歌姫マライア・キャリーの驚異的な歌唱力 5オクターブの声域

『最も高い声を出す人間』としてギネス記録にもなっていたマライア・キャリーの歌唱力

アメリカを代表する大人気歌手、マライヤ・キャリー。


その美しいルックスもさることながら、彼女の驚くべき歌唱力は多くの人を感動させて


きました。そんな彼女の特技である「ホイッスルボイス」をご存知でしょうか!


ホイッスルボイスとは、笛の音のように聞こえる超高音域の声で実際は5オク


ターブくらいまで出しています。


裏声のさらに1オクターブ以上の音域の発声を言います。喉の声帯を極限まで


閉じ発声することで、不要な倍音を取り除いて高音の部分だけを出すという仕


組みなのですが、裏声を完璧に使いこなさなければ決して出来ない技です。


ホイッスルボイスを美しく出せるだけでも十分に凄いのですが、驚くべきことに彼女は


その歌声を完璧にコントロールすることができます。声量を抑えたホイッスルボイスで


複雑な旋律を歌いこなす姿に、彼女の圧倒的な技術力の高さが伺えます。


マライア・キャリーの驚異的な歌唱力5オクターブの声域

http://youtu.be/NtS4t02-HHI


出典http://voitorenavi.com

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2014年08月10日

イルカの声、音 響き

イルカの声、音 響き

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イルカ 声、音と響き について

数頭から数十頭の群れで生活することが多いイルカは、

・クリック音(キリキリ、キチキチ)や

・ホイッスル音(ピーピー)と

言う高周波音を出し、仲間同士でコミュニケーションを取ることで知られています。

ホイッスル音の中には、それぞれのイルカ特有の名前にあたる「自分を現す特別な音」がある事が

わかっており、これを使ってお互いを識別します。

音を出してコミュニケーションをとっているのです。

イルカはお互いに距離が離れていても水中では相当に正確に情報を伝えます。

なんと25キロメートルも離れた場所にいる仲間を識別し、「会話する」ことができるのです。

水の中を進む音は、長い距離を進むほど他の雑音と混ざったり、海底面で反射した音に邪魔され

たりすることによって弱くなるので、聞き手に届く音が元の音とは質が違ってしまいます。

このため、伝えたい情報が上手く伝わらないことが多いのです。

ところが、イルカは周波数を変えながら音を発し、また同時にいくつかの音を組み合わせることで音と情報が弱くならないように工夫しています。

暗くて遠くもあまりよく見ることが出来ない海では、光と視覚に頼るよりも、遠くまで届く音の方がイルカにとっては大切です。

音の波長を自在に変えて発し、またそれらを聞き分けることのできる能力は、海の中で生活するイルカ達が獲得した素晴らしい能力です。


イルカは海の中で超音波を出してエサを探がします。

  通常、人間には聞こえない高い音の超音波を出しています。 

ピーピーと口笛みたいな音で「ホイッスル」という鳴き声は、イルカどうしが呼び合うとき使います。

時々ギリギリっていう音もだします。クリック音といって 水の中でエサを探したり、周りの様子を探ったりするときに出します。

このクリック音は、人の耳にも聞こえる場合が有りますが、大部分は人に聞こえない超音波です。

イルカが超音波を出すのは、鼻の穴が頭の上にあり、その奥にある狭いすきまに空気を通して音

をつくっています。その音が頭の骨に反射したり、おでこの中にあるラグビーボールのような形の

「メロン」という器官で集められたりして、前へ向けて発射しています。

イルカのノドには人間のような「声帯」は有りません。 耳の穴は、耳あかで完全に詰まってしまっ

ていて機能していません。

じつは、物に当たって跳ね返ってきた超音波をキャッチするのは、下あごの骨で行います。だか

ら、耳が機能していなくても聞こえます。

超音波を使う事でいろいろな事が分からいます。

 ・エサの魚がいる方向や距離、大きさなを認識

・形だけでなく、材質の違いも区別が可能です。

イルカのこうした能力は「エコーロケーション」といって、陸上ではコウモリの例が有名超音波は、

体の中をしらべる診断装置や魚群探知機にも使われています。

イルカはなぜ、ふつうの音じゃなくて、超音波を使う理由は、

イルカが、エサの魚に向けてふつうの音を出しても、通り抜けてしまいます。超音波の場合は波長

が短いため、跳ね返ってきてくれます。 特に、魚の体内にある「うきぶくろ」という器官は、超音波

をよく反射する性質があります。

超音波を使えるからこそ、イルカたちは、暗い夜や濁った水の中でも上手に魚を見つけ出し、食べ

ることができるのです。

http://youtu.be/cv0tlGBplRM  イルカと泳ぐ


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2014年08月09日

祇園精舎 建立の話し

祇園精舎之建立の話し

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赤い夕日が、山の向こうに沈むころになると、

少女サーヤの胸には、寂しい思いが込み上げてくる。

友達は、皆、親が待つ家へ帰っていくが、サーヤには笑顔で迎えてくれる両親がいない。

幼い時に死別したのであった。

孤児となったサーヤは給孤独長者

(ぎっこどくちょうじゃ:古代インド、コーサラ国の長者。

孤独な人々を哀れみ、よく衣食を給与したので「給孤独」と呼ばれた。「スダッタ」ともいう)

の屋敷に引き取られて働いていた。赤ん坊の世話と食器を洗うのが毎日の仕事であった。

サーヤは、温かく抱き締めてくれる母がもうこの世にいないと思うと、切なくて涙があふれてくる。

遊んでいた友達が帰ってしまうと、道端に座り込んで、いつしか大きな声で泣いてしまった。

まだ十歳の子供なのだ。そこへ一人の僧侶が通りかかり、

「お嬢ちゃん、どうしたの。ほら、夕焼けが、あんなにきれいだよ」と声をかけてくれた。

サーヤが泣きやむと、僧侶は、にっこり微笑んで泣いていた訳を尋ねた。

「お坊さん、ありがとう。亡くなったお父さん、お母さんのことを考えると、

また会いたいと思って涙が出てしまうの……

「そうか、独りぼっちなのか。おまえには難しいかもしれないが、

お釈迦さまは、人間は皆、独りぼっちだと教えておられるんだよ」「私だけではないんですか……

じゃ、どうすれば、この寂しい心がなくなるんですか。私も、お釈迦さまのお話が聞きたい……

サーヤは、たたみかけるように質問した。

「誰でもお話を聞くことができるんだよ。いつでもおいで」喜んだサーヤは、給孤独長者の許しを得て、

釈迦の説法を聞きに行くようになった。

ある日のこと。夕食を終えた長者が、庭を散歩していると、

サーヤが大きな桶を持ってやってくる「何をするつもりだろう」と見ていると、

「ほら、ご飯だよ。ゆっくりおあがり。ほらお茶だよ……

と話しかけながら、桶の水を草にかけ始めたのである。

「はてな?ご飯?お茶?何を言っているのだろう」

長者は、サーヤを呼んで訳を聞いた。

「はい、お茶碗を洗った水を、草や虫たちに施しておりました」「そうだったのか。

だが〝施す〟などという難しい言葉を、誰に教わったのかね」「はい、お釈迦さまです。

毎日、少しでも善いことをするように心掛けなさい、

悪いことをしてはいけませんよ、と教えていただきました。

善の中でも、一番大切なのは『布施』(ふせ)だそうです。

貧しい人や困っている人を助けるためにお金や物を施したり、

お釈迦さまの教えを多くの人に伝えるために努力したりすることをいいます。

私は、何も持っていませんから、ご飯粒のついたお茶碗をよく洗って、

せめてその水を草や虫たちにやろうと思ったのです」

「ふーん、サーヤは、そんなよいお話を聞いてきたのか。

よろしい。お釈迦さまのご説法がある日は、仕事をしなくてもいいから、

朝から行って、よく聞いてきなさい」「本当ですか。うれしい!ありがとうございます」また幾日かたった。

長者は、サーヤが急に明るくなったことに気づいたいつも楽しそうに働いている。

長者は、サーヤを呼んで話を聞いてみたくなった。

「サーヤ、いつもニコニコしているね。何か、うれしいことがあったのかい」

「はい!

私のように、お金や財産がまったくない人でも、

思いやりの心さえあれば、七つの施しができると、お釈迦さまは教えてくださいました。

私にもできる布施があったと分かって、うれしくて……

これは『雑宝蔵経』(ぞうほうぞうきょう)に説かれている有名な「無財の七施」という教えである。


さて、サーヤの話に戻ろう。

彼女は長者に向かって、笑顔で話し続ける。

「私には、二番めの『和顔悦色施』ができそうなので、

一生懸命に、優しい笑顔で接するように努力しているのです」

「ふーん。ニコニコしていることは、そんなにいいことなのかい」

「はい。暗く悲しそうな顔をすると、周りの人もつらくなるし、

自分も惨めな気持ちになります。

苦しくてもにっこり笑うと、気持ちが和らいできます。

周囲の人の心も明るくなります。いつもニコニコしようと決心したら、

親がいないことや、つらいなと思っていたことが、だんだんつらくなくなってきました。

泣きたい時も、にっこり笑ってみると、気持ちが落ち着いて泣かなくなるんです」

黙って聞いていた長者は、胸が熱くなってしまった。

「サーヤよ。そんなにいいお話、わしも聞きたくなった。

お釈迦さまの所へ連れていっておくれ」みなしごのサーヤが、日々、明るく変わっていく姿を見て、

給孤独長者は、釈迦の説法が聞きたくなった。

ようやく念願がかなった日、長者の感激は大変なものだった。

「ああ、お釈迦さまは偉い方だ。これまでの人生を深く反省せずにおれない。

この喜びを多くの人と分かち合いたい。そのためには、皆が一堂に集まって、

ご説法を聞くことができる精舎(寺院)が必要だ」

こう決意した長者は、釈迦の許しを得たうえで、喜び勇んで、建設用地を探し始めた。

町に近すぎては騒がしくて、説法を聞く邪魔になる。かといって遠すぎては不便だ。

毒蛇や猛獣が出没する危険な場所は避けねばならない。

すべての条件を備えている絶好の場所が見つかった。

祇陀太子(ぎだたいし)が所有している樹林である。

町から500メートルほどの距離にある広大な土地であった。

林の中へ入ると涼しい風が静かに吹き抜けていく。

小川には澄んだ水がサラサラと流れ、小鳥のさえずりが心地よい。「ここだ、ここしかない」

そう確信した長者は、祇陀太子に、この土地を譲ってほしいと申し込んだ。

ところが、太子は拒絶した。「とんでもない。絶対に譲りません」と、取りつく島もない。

それでも長者はあきらめなかった。何度も何度も頼みに行ったのである。

あまりの熱心さに、太子は、あきれ果ててしまった。

そこで、絶対無理な条件を出せば、あきらめるに違いないと思って、

「では、あの土地に金貨を敷き詰めてください。その金額で譲りましょう」

と言ってみた。途方もない金額である。

ところが、長者の反応は意外だった。

大喜びなのである。

さっそく、蔵から金貨を出して車に積み込み、目的の土地に並べ始めた。

「さあ、どんどん運べ。蔵が空になってもいいぞ。運べ、運べ!」

緑に覆われた樹林が、みるみるうちに黄金色に変わっていく。

驚いたのは太子である。

「長者よ、待ってくれ。そこまでして、なぜ、この土地が必要なのですか」

「ここに精舎を建立し、お釈迦さまに寄進するのです。

私だけのためではありません。

この国の、すべての人に、お釈迦さまのお話を聞いてもらいたいのです。

たとえどれだけ金貨を蔵に蓄えていても、

死んでいく時には一枚も持ってはいけません

それならば、多くの人々が幸せになれるために使いたいと思ったのです」

太子の心は大きく動いた。

「ああ、あなたが、それほど尊敬されるお釈迦さまとは、

どれほど偉大な方なのでしょうか。

もう金貨を敷くのはやめてください。土地はお譲りします

そして私にも、建立のお手伝いをさせてください。

この土地の立ち木はすべて、建設用の資材として寄進します」

かくて、精舎の建立が始まった。

ここで、給孤独長者は考えた。

「私一人の財力でも建設は可能だが、より多くの人に参加してもらったほうが

いいのではないか。

お釈迦さまは、布施は尊い善行であり、金額の大小よりも、

その心が大切だと教えてくださっているのだから……

さっそく、町の中に、次のような立て札が立てられた。

「お釈迦さまのご説法を聞かせていただくための精舎を建立します。

この大事業に参加したい人は、どんな小さな物でもかまいません。

布施(寄進)を受け付けます」

これは、人々を驚かせた。「布施」とか「寄進」という善行は、

金持ちしかできないと思っていたからである。

「自分も参加させてもらえる」という喜びが町じゅうに広がっていった。

高価な宝石を提供する人、自分で織った布を持ってくる人、

量や質はさまざまであったが、その尊い心には、まったく差がないのである。

こうして、広大な精舎が落成したのであった。

釈迦は、「祇樹給孤独園」と名づけた。

「祇樹」とは、祇陀太子が寄進した樹林を意味し、

「給孤独園」は、給孤独長者の買い取った園地(土地)を指す。

略して「祇園精舎」と呼ばれるようになった。

「祇園精舎」は、日本でもなじみの深い名前である。

それは、『平家物語』の冒頭に、

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり……

とあるからだろう。

建立の背景には、このような多くの人々の

〝心〟と〝心〟の結びつきがあったことを知っておきたい。

(『思いやりのこころ』一万年堂出版より)

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祇園精舎の鐘の音

平家物語 『祇園精舎』のはなし


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祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 




鐘の音を表した言葉から始まるこの平家物語




原文の紹介:



ぎおんしょうじゃのかねのこえ   祗園精舎の鐘の声、


しょぎょうむじょうのひびきあり   諸行無常の響きあり。  


しゃらそうじゅのはなのいろ      娑羅双樹の花の色、


じょうしゃひっすいのことわりをあらわす  盛者必衰の理をあらは(わ)す


おごれるひともひさしからず     おごれる人も久しからず


ただはるのよのゆめのごとし     唯春の夜の夢のごとし。


たけきものもついにはほろびぬ   たけき者も遂にはほろびぬ


ひとえにかぜのまえのちりにおなじ  偏に風の前の塵に同じ



祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。




遠くの異朝をとぶらえば、普の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山、これらは皆、旧主先皇の政にも従はず、楽しみを極め、諫めをも思ひ入れず、天下の乱れんことを悟らずして、民間の愁ふるところを知らざつしかば、久しからずして、亡じにし者どもなり。




近く本朝をうかがふに、承平の将門、天慶の純友、康和の義親、平治の信頼、これらはおごれる心もたけきことも、皆とりどりにこそありしかども、間近くは六波羅の入道前太政大臣平朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝え承るこそ、心も詞も及ばれね。


解説:


祇園精舎の鐘の音には、すべてのものは常に変化し、同じところにとどまることはないという響きがある。沙羅双樹の花の色は、盛んな者も必ず衰えるという道理を表している。思い上がって得意になっている人も、その栄華は長くは続かない。それはちょうど、(覚めやすいと言われている)春の夜の夢のようである。勢いが盛んな者も最終的には滅んでしまう。まったくもって風の前にさらされて散っていく塵と同じである。




遠く外国での出来事を例にみてみると、普の趙高、漢の王莽、梁の周伊、唐の禄山など例があるが、これらの人はみな、もともと仕えていた主君や皇帝の政治にも背き、栄華の楽しみを極め、他人からの諌言をも受け入れることなく、天下が乱れていることに気づきもせず、民衆が嘆き苦しんでいることを知らなかったので、その栄華も長くは続かずに、滅んでいった者たちである。




身近なところで私たちの国の出来事を例にみると、承平時代の平将門、天慶時代の藤原純友、康和時代の源義親、平治の藤原信頼などの例があるが、これらの者は、思い上がって得意になっている心の勢い盛んなことも、みなそれぞれに甚だしいものであったが、ごく最近で言えば、六波羅の入道で前太政大臣の平朝臣清盛公と申し上げた人の、思い上がった様子は、人から伝え聞いても、想像することも言い表すこともできないほどである。




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